バタリアン
「脳みそくれー」ゾンビが全力疾走で追いかけてきた・・!![]() |
原題/The Return of the Living Dead
監督・脚本/ダン・オバノン
1968年のジョージ・A・ロメロ監督の映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のパロディ
なんちゃらオブザデッドシリーズ
あらすじ
1984年7月3日、ケンタッキー州。遺体の標本を取り扱う倉庫会社に就職したフレディは、先輩フランクから面白い話を聞く。1969年にトライオキシン245という薬品が流出し、死人が人を襲ったこと。さらに、薬品がかかった遺体が倉庫の地下室に残っているというのである。フランクはフレディに言う。「見たい?」出演
クルー・ギャラガー=社長
ジェームズ・カレン=フランク
トム・マシューズ=フレディ
ドン・カルファ=アーニー/葬儀屋のおっさん
感想
本作は「オバタリアン」の語源にもなったゾンビが出てくるパロディ映画ですね。普段ホラーを見ない方でも、タイトルを知っている人は多いのではないでしょうか。私は本作を7、8歳のころにはじめて見てビビリまくって以来、20年以上ぶりに改めて鑑賞しました。
「子供の頃に感じた恐怖は何だったんだろう?」と思うくらいに怖くなかったです。爆笑するようなギャグもありません。でもこの映画、そこらのコメディよりもジョークのキレが鋭いんですよ。
仲間が横で食べられているのに、ごく普通のテンションで「あっ、ダメだ、死んでる」とスルーしたり、ゾンビことバタリアンが警官の真似をしたりと、その場で笑ってしまうのではなく、後でじわじわとくる笑いですね。
個人的には、開始10分頃の「事件の発端でもある、フランクとフレディが地下室へ向かうシーン」がツボでした。「同時に流れ始めるロックなメインテーマ」がムダにカッコ良いこともあり、かなりシュールです。
バタリアンの設定も斬新です。首を切っても死にません。頭を破壊しても死にません。その理由は「もともと死んでいるんだから、殺せるわけないっしょー」だそうです。
映画の登場人物がそれを言っちゃあおしまいのような気もしますが、その潔さがかえってオモシロいです。
以上、ホラー映画好きなら1度は見ておいて損はありません。原作を見ていない私でも問題なく楽しめました。
なお、続編の「バタリアン2」はちっとも面白くなかったのでコチラの記事で簡単にレビューしています。
作品オススメ度 ★★☆ 楽しめた
関連作品 ゾンビ。
ドーン・オブ・ザ・デッド
クレイジーズ
お姉チャンバラ THE MOVIE
洋画サスペンス〜へ|★★☆へ
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サントラについて
1度聞いたら忘れられないくらいに印象深いメインテーマは、残念ながら収録されていません。
メインテーマはマット・クリフォードというアーティストの楽曲です。この曲は2012年現在、サントラCD・バタリアン完全版(Return of the Living dead parts1&2)にしか収録されていません。
すごく気になったので調べてみたのですが、私のサーチスキルではどこで販売されているのかがわかりませんでした。う〜ん、残念。