クレイジーズ
みんな頭がおかしくなった。生きのびるためのサバイバル開始!![]() |
原題/The Crazies
監督/ブレック・アイズナー
音楽/マーク・アイシャム
製作総指揮/ジョージ・A・ロメロ
1973年の映画「ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖」のリメイク
あらすじ
アイオワ州ののどかな田舎町・オグデンマーシュ。地元の野球試合に住民のローリーが銃を持って乱入してきた。話が通じず、どこか様子がおかしい。その場に居合わせた保安官デヴィッドはローリーを説得するも銃口を向けられ、やむを得ず射殺する。
その頃、医者ジュディは農夫ビルを診察していた。ビルもまた、ローリーと同じ様子であった。
出演
ティモシー・オリファント=デヴィッド・ダットン
ラダ・ミッチェル=ジュディ・ダットン/デヴィッドの妻
ジョー・アンダーソン=ラッセル保安官補佐
ダニエル・パナベイカー=ベッカ
感想
「細菌兵器に感染した一般人と戦うサバイバル?さっきまで友達だった人に襲われるとか面白そう!」と、ゾンビ映画のような笑いどころを求めて鑑賞しました。でも、「映画は見終わった後にいい気持ちになってなんぼ」というスタンスの私には残念ながらイマイチでした。
もうね、ストーリーがとにかく陰鬱なんですよ。軍の理不尽な作戦に巻き込まれた善良な人たちが生きのびるためにただただ、逃げまどう。ただそれだけのお話です。
どこまでもどんよりとした展開には見ているこちらまで気が滅入ってきます。軍の「証拠隠滅のために・・」という「いやらしいスタンス」も妙にリアリティがあって嫌です。
「殺したと思ったら返り討ちに合う」「頭の悪い奴、S○Xしてる奴から死ぬ」みたいな「ププっと笑えるホラー映画あるある」もありません。
とはいえ、「極限状態に陥った登場人物たちが疑心暗鬼になっていく様子」と「それでもお互いを信じようとする姿」は見ごたえがありました。
特に軍の詰所を突破するシーンでの「ある人物の男気あふれる行動」はカッコ良かったです。「自分が同じ状況になったら同じことができるかなあ・・」と、思わず考えてしまいました。
以上、私には合いませんでしたが、一般的な評価は高いので、好みがわかれる映画なのかもしれませんね。
作品オススメ度 ★☆☆ イマイチ
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