デイ・オブ・ザ・デッド
人間ドラマはイマイチなんだけど、その代わりにゾンビがけっこう頑張ってる。![]() |
原題/Day of the Dead
監督/スティーヴ・マイナー
音楽/タイラー・ベイツ
ジョージ・A・ロメロ監督の1985年の映画「死霊のえじき」のリメイク
なんちゃらオブザデッドシリーズ
あらすじ
アメリカ。コロラド州の小さな町レッドビルでは、風邪に近い症状の病気が流行っていた。この町出身の軍人サラは「24時間の検疫隔離演習」、要するに24時間の間、町から誰も出られないようにする任務にあたっていた。実家へ立ち寄ったサラは、高熱に苦しむ母親を病院に連れて行くが、病院は似たような症状の患者であふれていた。患者たちが白目をむいて襲いかかってきた。

出演
ミーナ・スヴァーリ=サラ・クロス伍長
ニック・キャノン=サラザール/サラの同僚
マイケル・ウェルチ=トレバー/サラの弟
アナリン・マコード=ニーナ/トレバーの彼女
スターク・サンズ=新兵バド
感想
本作のリメイク元「死霊のえじき」は、ロメロ監督のゾンビ映画3部作の3作目にあたるそうです。ちなみに、1作目は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/1968年」、2作目は「ゾンビ/1978年」です。私はリメイク元の3作品を見ていないので、原作との違いはわからないのですが、見終わった後に「なんだかもったいない」と感じる映画でした。
ゾンビはけっこう・・、というか、かなり頑張っているんですよね。本作のゾンビは、ショーン・オブ・ザ・デッドに出てくる一般人でも勝てそうな弱っちいゾンビとは比べものにならないくらいに強いんですよ。
天井に張りついてゴキブリみたいにカサカサ迫ってきたり、全力ダッシュしないと逃げきれないくらいの猛スピードで追いかけてきたり、知能があるのか、銃をパンパン撃ってきたり。
「建物に籠城する」「安全なところへの脱出を試みる」など、ゾンビ映画のお約束もたっぷりです。
ついさっきまで一般人だったサラの弟トレバーやその彼女ニーナが武器を持った途端にバキバキに強くなるのもいいですね。こういうアホな描写はこの手の映画にはかかせません。

ニーナはナイフを構えてゾンビ(になりかかっている人)に襲いかかった!
と、ここまでは良いんですけど、主人公ら登場人物の描き方がイマイチなんですよ。
なんと言うか、薄っぺらいというか、生き残った人が淡々と戦っているだけというか、「この人は助かって欲しい」「この人はいらんなあ」なんて感情移入をすることができなかったんですよね。
「ココさえ良かったらなあ・・」と思う、なんだかもったいない映画ですね。

ニーナのこうげき!かいしんのいちげき!
作品オススメ度 ★☆☆ イマイチ
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