ゴーストシップ
ストーリーはイマイチなんだけど、スタイリッシュな映像と音楽がひたすらカッコ良い。※パズル(ネタバレ有り)についてはこのページの下に記載しています。
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原題/Ghost Ship
監督/スティーヴ・ベック
音楽/ジョン・フリッゼル
あらすじ
1962年5月、イタリアの豪華客船アントニア・グラーザ号が消息を絶った。現代。アークティック・ウォリアー号の船長マーフィーの元にフェリマンという男が訪れた。ベーリング海沖で巨大な船が漂流しているというのだ。引きあげれば一攫千金である。マーフィーらはノリノリで現地へ向かうが・・。

出演
ジュリアナ・マルグリース=エップス/船の出資者
ガブリエル・バーン=マーフィー
デズモンド・ハリントン=フェリマン
エミリー・ブラウニング=ケイティ/少女
フランチェスカ・レットンディーニ=フランチェスカ/歌手
感想
ある日突然「ホラーといえば幽霊船だろう、なあ!」なんて意味のわからない衝動に襲われ、あらすじなんて何も読まず、勢いにまかせて鑑賞しました。この映画はあまり見ないタイプのホラーですね。
私が期待していた「いやぁああー (((;゚Д゚))」となるような怖さはほとんどなく、ホラーというよりは、「40年前のアントニオ・グラーザ号に何が起こったのかを追う」サスペンスやミステリーに近いですね。

ハッキリ言ってストーリーはまったく面白くなかったんですけど、それよりもこの映画、殺人シーンや回想シーンのスタイリッシュな演出がそんなことを忘れさせてくれるくらいにカッコ良いんですよ。
冒頭のダンスシーンでは、女性歌手フランチェスカの美しい歌声をバックに衝撃的な大虐殺が行われます。

次は中盤、ダンス会場が40年の時を経て復活するシーン。ここは怖くもグロくもないのですが、廃船の一室が美しいパーティー会場にタイムスリップしていく描写には、見ていて思わず「おおっ!?」となりました。
最後は終盤、少女ケイティの回想シーンです。ここでは、HIPHOPっぽい音楽が本編のスプラッタ映像と奇跡のマッチをします。
というか、このシーンで流れるGabriel Mannのマイ・リトル・ボックスがめっちゃカッコ良いんですよ。私はこのシーンがツボにハマってしまい、ついつい巻き戻して何度も見てしまいました。
以上、本作はセンスの良い音楽と粋な演出だけでお腹いっぱいになれる映画です。なお、食欲が失せるグロシーンがあるので、食事中に見るのはやめておきましょう。

参考動画:Senza Fine /Monica Mancini(フランチェスカが歌っていた曲) |
作品オススメ度 ★★☆ 楽しめた
関連作品
仮面の男 ガブリエル・バーン出演。
ディープ・ブルー
ポセイドン・アドベンチャー
オルカ
沈黙の戦艦
洋画サスペンス〜へ|★★☆へ
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・ゴーストシップ 特別版 [DVD]
サントラについて
サントラ |
先ほどお話した「マイ・リトル・ボックス」は23曲目に収録されています。ボーカル曲はこれだけで、それ以外はすべてインストです。
真ん中はエンディングで流れたマッド・ヴェインの主題歌「Not Falling」が収録されているアルバムです。
DVD特典のパズルについて ※ ネタバレ有り
DVDには「パズルを解くとアントニア・グラーザ号に隠された4つの秘密がわかる」特典映像があります。パズルの内容は羅列された文字の中のアタリ文字をクリックすれば、それぞれ1分強のシークレットストーリー(未公開映像)を閲覧することができるというものです。
以下はパズルの解き方(アタリ文字)について。
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1.WELC(左上) 沿岸警備隊のエピソード |
2.OME(左下) オペラ歌手のエピソード |
3.ABORE(右下) 船長のエピソード |
上記1〜3の映像を見た後にCO(左中段)をクリックすると新しいパズルが出現します。 新しいパズルの中央あたりの文字DANをクリックすると4つめ、ケイティのエピソードを見ることができます。 |
※管理人は上記の順番でパズルを解くことができましたが、1〜3はどの順番で再生しても大丈夫だと思います。 |