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ゴジラ FINAL WARS(ファイナルウォーズ)

向かってくる東宝怪獣オールスターズを単騎でなぎ倒していくゴジラの最強っぷりがハンパない。

DVDジャケット
2004年/日本/125分/怪獣
監督/北村龍平「あずみ」
脚本/三村渉、桐山勲

あらすじ

近未来。怪獣の脅威から地球を守るため、国連は地球防衛軍を結成した。それと同時に世界各地で特殊な身体能力を持った新人類・ミュータントが確認され、防衛軍は対怪獣用の戦力として、彼らを集めた部隊・M機関を組織した。
M機関は戦艦・轟天号(ごうてんごう)をもちいて、ゴジラを南極の氷塊の中に封じ込めることに成功する。
20年後。世界各地で暴れる怪獣に防衛軍が苦戦する中、X星人と名乗る異星人が突如として現れた。X星人は怪獣を一瞬で消滅させ、「今後は私たちと友好的な関係を築きましょう」と接してきた。
世界はX星人歓迎ムード1色になった。しかし・・。

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X星人の本音「友好とか、(ヾノ・∀・`)ナイナイ」

出演
松岡昌宏=尾崎真一
北村一輝=X星人参謀
ドン・フライ=ゴードン大佐
菊川怜=音無美雪
水野真紀=音無杏奈、國村 隼=小室少佐、泉谷しげる=猟師、ケイン・コスギ=風間、伊武雅刀=X星人司令官、長澤まさみ、大塚ちひろ=小美人

感想

1999年に公開された「ゴジラ2000ミレニアム」からはじまる、ゴジラミレニアムシリーズ全6作の最終作にあたる映画ですね。

本作は全体的にコメディタッチの描写が多いことや、人間のアクションにマトリックスのようなワイヤーアクションを取り入れたこと、ストーリーが薄く内容がエンターテイメントに偏りすぎているなど、良くも悪くも、これまでのゴジラシリーズとテイストが違うので、今現在でも賛否両論の評価となっています。

楽しめる人には楽しめるけど、受け入れられない人にはトコトンダメな好みの分かれる映画、といったところですね。

個人的には、ゴジラがクモンガ、ガイガンといった向かってくる東宝怪獣オールスターズを単騎で瞬殺していくさまが実に気分爽快で、数年に1度は見てしまうくらいのお気に入り映画ですので、今回はそんな本作・ファイナルウォーズを今さらではありますが、レビューしていきたいと思います。

まず、ストーリーを簡単にまとめると、


・X星人の本当の目的は地球の征服だった。
⇒X星人に操られた怪獣たちが世界各地を襲撃。
⇒防衛軍大ピンチ。
⇒防衛軍、南極で眠っているゴジラの封印を解き、X星人支配下の怪獣と戦わせるという作戦を決行。
⇒ゴジラ無双モード開始 (゚∀゚)!

という内容です。

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本作の見どころは、ゴジラが向かってくる怪獣どもを圧倒的な強さでなぎ倒していくさまに尽きます。本作のゴジラが具体的にどのくらい強いのかと言いますと、


・ほとんどの怪獣を秒殺・瞬殺。
・敵の怪獣を放射熱線でビルごと消し飛ばす。
・宇宙空間から飛来する隕石を地上からの放射熱線で狙い撃ち。
・隕石の直撃を受けてもピンピンしている。
・南極で目覚めてから休憩ナシで世界各地を転戦しているにもかかわらず、終盤まで息切れしないというスタミナ。(対モンスターX戦ではちょっとバテてたけど)
・放射熱線で敵の怪獣を地上から宇宙空間まで吹き飛ばし、そのまま爆砕。


こんな感じです。う〜ん、最強すぎる(笑


では以下、本作に登場する怪獣を簡単にご紹介。(全13匹)

1.ゴジラ
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説明不要の我らが怪獣王・ゴジラ。強さについては前述したとおりです。
ちなみに、本作のゴジラ(通称FWゴジラ)は、VSデストロイアのバーニングゴジラと並んで歴代最強のゴジラと評されています。

どちらが最強のゴジラなのかは甲乙つけがたいところですが、個人的には、バーニングゴジラは漫画・ドラゴンボールZでフリーザにクリリンを殺され、怒りのあまり超サイヤ人になったときの悟空の強さ、FWゴジラは、るろうに剣心の比古清十郎(剣心の師匠)の強さのイメージに近いです。

前者は「負ける気がしない強さ」、後者は「無敵の強さ」という感じです。って話が脱線しましたね、すいません(笑
2.ガイガン
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X星人配下の宇宙怪獣。作中ではかなりの強怪獣・・・のハズなのですが、マヌケな倒され方をするせいで、かませ犬のようなイメージが強いですね。

一度ゴジラに倒され、後に強化改造されて復活するも、今度はさらにアホな倒され方をします。好きな怪獣なので、こんなネタキャラのような扱いではなく、もっと格好いい見せ場が欲しかったです。
3.ジラ
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1998年にアメリカで公開されたハリウッド版ゴジラを日本風にアレンジした怪獣。怪獣の名前もゴジラの英語名GodzillaからGod(神)を抜いたものとなっていますね。

華奢だったハリウッド版よりもややがっしりとしており、見た目こそ悪くないのですが、日本のゴジラ関係者はよほどこれをゴジラと認めたくないのか、まあひどい扱いです。やっぱり、マグロ食ってるやつはダメだということですね。
4.クモンガ
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見た目どおりの巨大クモ。戦闘スタイルは糸で相手の動きを封じ、そのスキに攻撃をしかけるというもの。大した見せ場はないのですが、倒され方が面白かったです。
5.カマキラス
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巨大カマキリ。戦闘スタイルは、高速で飛行し、素早い動きで相手を翻弄しながらカマで攻撃するというもの。
しかし、そのスピードもゴジラには通用せず、あっさりと見切られ・・・合掌。
鈍重なイメージのあるゴジラがスピードのある敵に対応できるとか、反則ですね。
6.ラドン
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プテラノドンの生き残りが突然変異した怪獣。高速で飛行し、その衝撃波で攻撃する。作中では都心部をちょっと飛行するだけで高層ビルを次々に破壊するなど、かなり強そうに描かれていました。

昭和シリーズや平成シリーズではゴジラの味方になっていることもしばしばあるのですが、今回は敵。
7.アンギラス
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白亜紀の恐竜アンキロサウルスが放射能で変異した怪獣。必殺技はアルマジロのように丸まっての回転突撃で、防衛軍の戦艦を撃墜するなど、なかなかの高威力。

昭和シリーズではゴジラの弟分的な怪獣といった役割で登場することも何度かあったので、コイツくらいはゴジラの味方でも良かったんじゃないかなあと思ったり。あと、鳴き声がかわいい。
8.キングシーサー
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沖縄の守り神。ラドン、アンギラスと組んでのVSゴジラ戦は本作屈指の笑いどころです。まさかゴジラがサッカーやバレーをするとは思いませんでした。ちなみに、ボールはアンギラス。

といいますか、仮にも沖縄の守り神なのに、X星人にあっさり操られているというのがどうも腑に落ちない・・。
9.ヘドラ&エビラ
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環境汚染から生まれた怪獣・ヘドラとイセエビのような体にザリガニのようなハサミを持つ怪獣・エビラ。

2匹で仲良く乳繰り合っているところをゴジラの放射熱線でまとめて吹っ飛ばされ、大した出番もなく終了。

エビラは序盤で石油コンビナートを襲撃し、松岡くんらミュータント部隊との戦闘シーンもそこそこあるので、まだ救いがあります。

しかし、ヘドラに至っては出番らしい出番もなく、上記シーンでゴジラに吹っ飛ばされるだけという悲惨な扱い。君は泣いてもいいと思うよ。

(一応、エンディング後のスタッフロールで流れるボツ映像の中にヘドラが暴れているシーンがあります)
10.モスラ
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インファント島(架空の島)の守護神であり、本作において唯一ゴジラの味方として戦ってくれる怪獣。

同じ守り神であるキングシーサーはあっさりと操られたのに、モスラはまったくそんなことがないうえ、ピンチに陥っているゴジラを助けるなど、見せ場もそこそこあります。

シーサーとのあまりの扱いの差を考えると、なんだかシーサーが不憫に感じてしまいます。
11.モンスターX
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X星人の切り札にあたる、本作オリジナルの怪獣です。
肉弾戦が得意で、ゴジラの熱線と同レベルの威力の光線を吐くなど、その強さはかなりのもの。

この怪獣は終盤で第2形態ともいえる姿に変身するのですが、私ははじめて変身後の姿を見たときに「うぉぉー、マジか!まさかこの怪獣になるとは思わなんだ」と、かなりテンションが上がってしまいました。

変身後の強さも、ミレニアムシリーズの最後を飾る怪獣にふさわしいものでした。
12.マンダ
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海底にいる巨大な龍。冒頭で轟天号に倒されるので、ゴジラとのバトルはなし。
13.ミニラ
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ゴジラの息子。本作では猟師役の泉谷しげるとその孫と一緒に行動する。ただきもいだけのマスコットキャラクターかと思いきや、終盤でかなり重要な役回りの怪獣だったりします。

ちなみに、グーグルでミニラを検索すると・・・
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予測変換候補がなんかいろいろとひどいですね。でも、きもいことが個性になっている怪獣っていうのもある意味すごいと思います。

もしミニラの初登場が昭和ではなく、21世紀の現代だったとしたら、ただきもいという評価だけではなく、今風にきもかわいいと評価される可能性もあったのでしょうか。いや、無理だ・・・。

感想まとめ
ゴジラの無敵っぷりはもちろんのこと、それ以外にも、防衛軍のゴードン大佐が超格好いい、X星人のラスボス役の北村一輝がハマってる、水野真紀と菊川怜の美脚がたまらない、ケイン・コスギのアクションが楽しいなど、見どころがたくさんありました。

ストーリーが薄く、ギャグ描写が多すぎるきらいがあるので好みが分かれるとは思うのですが、ビール片手に、なーんにも考えず頭を空っぽにして楽しむぶんには、最高に面白い映画です。

ちなみに、2016年の公開を予定に、東宝の新作ゴジラの製作が決定したそうです。まだまだ先の話ではありますが、どんな映画になるのか、今から楽しみです。

以上、ゴジラ ファイナルウォーズのレビューでした!

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作品オススメ度 ランク外・バカ

関連作品
ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 ゴジラが超絶悪役。
ゴジラvsデストロイア
ゴジラ(1954年) 初代ゴジラ
あずみ1、2 北村龍平監督
トレマーズ 良作モンスター映画

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以下はレビューに書ききれなかった雑談です。無駄に長いので、暇な人だけ読んでね!

ゲスト出演している人がたくさんいる。

本作にはちょい役でゲスト出演をしている人がたくさんいます。以下はその一覧です。

中尾彬、松尾貴史、佐野史朗、マイケル富岡、大槻教授、谷原章介、篠原ともえ、さとう珠緒

ミニラの生態について

Wikipediaのミニラの項に興味深い記述がありましたので、ここに引用します。
「『ゴジラ対ヘドラ』から『メカゴジラの逆襲』までのゴジラはミニラが成長した姿ではないか」という説がある Wikipedia/ミニラ
Σ(゚Д゚)!?

「ゴジラはミニラが成長した姿ではないか」という説があるって、いや、ちょっと待て。ミニラってゴジラの息子ですよね。それであれば、ミニラが成長した姿=ゴジラと考えるのが自然ですよね。

でも、上記の文章には「ゴジラはミニラが成長した姿という説がある」とあります。つまり、ミニラが成長した姿=ゴジラはあくまでも説であって、そうではない可能性もあるということですよね。

そうではないとしたら・・・もし、ミニラの成長した姿がゴジラでないとしたら、ミニラっていったい何なんでしょうか?

ゴジラと姿がまったく違うにもかかわらず、ゴジラに自分のことを息子と思わせ、自分もゴジラのことを父親と認識しているおっさん顔の小柄な怪獣・ミニラ。いやいやいや、そんな無茶な。


・・・まあ、実際にはそんなおかしなことはなく、上記の説が主張する本当のところは、一般的に2代目ゴジラと言われている「ゴジラの逆襲(1955年)〜メカゴジラの逆襲(1975年)」のうち、実は2代目ゴジラは1969年のゴジラ・ミニラ・ガバラオール怪獣大進撃で引退していて、ゴジラ対ヘドラ(1971年)以降に登場するゴジラは、それまでのミニラが成長した姿(三代目)なんだよ、といったところでしょうね。

こんな風に、よく考えれば分かることなのですが、今回のミニラの件に限らず、一部だけを読んで誤った認識をしてしまうというのは、ネットを利用するうえで起こりやすいことなので、そういったことのないように気をつけていきたいものですね。

空耳アワー

中盤でゴードン大佐が菊川怜にM塩基というミュータントのみが持つ物質(細胞?)について「M塩基とは何だ?」と質問するシーンがあります。私には、そのシーンでのゴードン大佐の英語の発音が「What is せんべい?」に聞こえてしまいました。

特に面白いわけでもないですし、だからどうしたという話なのですが、印象に残ったので、この場をお借りしてご紹介。

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開始1時間1分50秒のシーン。気になる人は注意深く聴いてみて。



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