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硫黄島からの手紙

クリント・イーストウッド監督は「日本人よりも日本人のことを知っていた」。

DVDイメージ
2006年/アメリカ/140分/ドラマ
原題/Letters from Iwo Jima
監督/クリント・イーストウッド「インビクタス」
音楽/カイル・イーストウッド、マイケル・スティーブンス
第2次大戦中の1945年2月19日〜3月26日に繰り広げられた「硫黄島の戦い」を元に製作された映画

あらすじ

2005年、現代。東京から南に約1000キロの場所にある小笠原諸島の島、硫黄島で何百通もの手紙が発見された。手紙は60年前、米軍から国を守るためにここで戦い、散っていった兵士たちが家族へ向けて書き残したものだった。
物語は1944年、栗林忠道中将が硫黄島の指揮官として着任するところから始まる。

出演
二宮和也=西郷一等兵
渡辺謙=栗林忠道中将(実在の人物)
伊原剛志=西竹一中佐(実在の人物)
加瀬亮=清水洋一
中村獅童=伊藤大尉

感想

私はこのレビューを書くにあたって初めて知ったのですが、本作は同年のアメリカ映画「父親たちの星条旗」の続編にあたる作品だそうです。硫黄島の戦いをアメリカ側の目線で描いたのが「父親たちの〜」で、日本側の目線で描いたのが本作なのだとか。

映画をパっと見て思ったことは、アメリカで作られていることがわからないくらいに、そこらの邦画よりも日本映画らしいということですね。

日本人の俳優が多数出演しているということもあり、この手の映画にありがちなイントネーションがおかしい日本語が話されることもなく、私たち日本人が見て違和感を感じるような「間違った日本の描写」もありませんでした。

そしてそして何よりも、西郷や栗林をとおして描かれる「当時の軍人たち、つまりは私たちのご先祖様がどんな思いで戦争を戦っていたのか」という姿が印象に残りました。

・私たちも教科書で習い、よく知っている「国のため、天皇のために戦う」という価値観。

・それとは正反対で「戦争なんてアホらしい」と考えていた一般兵士の西郷(二宮和也)。

・「潔く突撃して華々しい最後を飾る」のが美徳とされた中、「命をムダにせず、最後の最後まであきらめない」という、戦争のない今の日本ではもっともなことだけど、当時は受け入れられない価値観を信条とした栗林(渡辺謙)。


体罰や隊内粛清、憲兵による略奪・横暴など、日本兵、米兵ともに負の部分がきちんと描かれているのも「きれいごとだけではない、戦争のリアルさ」があってよかったです。

ド派手なアクションがあるわけでもないですし、史実なので結末はわかっており、気持ちの良いハッピーエンドというわけでもありません。でも、それでも、日本人としては胸の奥に響くモノがある見て良かった映画だなあと思います。

個人的には、開始40分頃の「渡辺謙の国を思う男前すぎるセリフ」で思わず泣きそうになりました。

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作品オススメ度 ★★☆ 楽しめた

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