ホラー映画「呪怨」シリーズの一覧を公開順にまとめ

「呪怨」といえば、日本で最も知名度の高いホラー映画のひとつですよね。
ただこの呪怨、面白いことには面白いのですが、同シリーズの作品がたくさんあるため、自分でも「どれがどれやら、どれから見たらいいのやら・・・」という感じだったので、今回は、現在公開されている呪怨シリーズを簡単にまとめてみました。
個人のメモ書きではありますが、これから呪怨シリーズを見ようと思っている人の参考になれれば幸いです。
目次
以下ハリウッド版
12.どれが1番おすすめ?
1.呪怨(ビデオ版)/2000年、70分
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シリーズ第1作。
興業的な売り上げはそれほどではなかったものの、じわじわとクチコミで評判が広まり、そのおかげで劇場版の製作が決定したそうです。
「シリーズ最怖」と評されるのが多いこともあってか、けっこう怖いです。かの有名(?)な伽椰子の階段降りもこの作品からですね。
後述する2(ビデオ版)とあわせて、詳細はこちらのレビュー記事にて。

2.呪怨2(ビデオ版)/2000年、76分
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1の続編。ストーリーもそのままつながっています。伽椰子の出番は1より多めです。
余談ですが、リングや着信アリなど、この頃(2000年前後)に公開された邦画のホラー映画には面白いものが多いような気がします。

その向きで腕立て伏せをしたら手首を痛めちゃいますよ?
3.呪怨(劇場版)/2003年、92分
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ビデオ版の設定をあらかた引き継ぎ、キャスト(伽椰子の犠牲になる人)とストーリーを一新した劇場版第1作。
公開当時テレビや雑誌で頻繁にとりあげられていたこともあってか、シリーズの中での一般的な知名度は、この作品が1番高いのでしょうか。「布団の中から伽椰子が・・・」の描写がトラウマになった人は私だけではないはず。
後述する2(劇場版)とあわせて、詳細はこちらのレビュー記事で。

4.呪怨2(劇場版)/2003年、92分
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伽椰子の設定は同じですが、ストーリーは1(劇場版)とは別で、まったくつながっていません。
1(劇場版)はかなり怖かったのですが、コチラは伽椰子や俊雄くんの出番が多すぎて、怖いを通りこしてギャグ要素が強くなってしまっています。それはそれで面白いのですが。

5.呪怨 白い老女 /2009年、60分
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後述する「黒い少女」とあわせてシリーズ10周年を記念して作られた、外伝的作品。
・外伝なので伽椰子は登場しない。
・その代わりに「バスケットババア」という、文字通りバスケットボールを抱えたおばあちゃんが襲ってくるギャグ全開の描写があるらしい。
・「とある家の長男が家族を皆殺しにしていく描写がリアルに描かれている」というグロ要素があるらしい。
バスケットババアのB級感はちょっと気になるものの、私はグロ(ゴア)要素が苦手なので、なかなか手が出せずにいます。
余談ですが、「呪いつづけて、10周年」というキャッチコピーが個人的に気に入っています。センスを感じます。
6.呪怨 黒い少女 /2009年、60分
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「どうして産んでくれなかったの?」
母親の胎内では双子だったけど、実際には1人しか生まれなかった。生まれることができなかった女の子(A)の怨みや憎しみが実際に生まれたもう片方の女の子(B)の中で育ち、いろいろと手に負えなくなり、霊能者の力を借りたりなんかして・・・という話。
「人気映画のスピンオフ作品は駄作が多い法則」の例にもれず、評判はイマイチなのですが、とあるブログにあった「肉体を手に入れた黒い少女が伽椰子とタメをはれるくらいに強い」という感想が気になり、多分つまらないんだろうけど、機会があれば見てみたいなあと思っています。
7.呪怨 終わりの始まり /2014年、91分
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佐伯伽椰子や俊雄など、呪怨シリーズの中心となる登場人物はそのままに、ビデオオリジナル版のストーリーを新たに作り直した(リブートした)映画。
私はまだ見ていないので何とも言えないのですが、Amazonのレビューでは「大して怖くない」とか「俊雄が大きいのでブリーフ姿が変態みたいに見える」とか「ジャパニーズホラーは終わった」とか、さんざんな評判ですね。
回を重ねるごとに面白くなくなっていくのは、シリーズものの常なんでしょうかね。とはいえ、以前よりも上手くなったと言われている佐々木希の演技を見てみたいというのもあります。
8.呪怨 -ザ・ファイナル- /2015年、1時間半
この記事を書いている2015年8月現在公開中の最新作。関連動画:呪怨 -ザ・ファイナル- 本予告
家を壊したら呪いは消えるだろうという、もっともなんだけど伽椰子さんには効かないだろうな、という理論。
公式サイトのあらすじを読む限りでは、「終わりの始まり」の続編にあたるのでしょうか。「終わりの始まり」で佐々木希が演じた生野結衣の姉・麻衣(平愛梨)が主役です。
呪怨シリーズはこれにて完結だそうなのですが、上映終了後に「貞子vs伽椰子」の予告が入っているそうです。こんなの、もうどうやったってギャグ映画にしかならないような気がするww
ここから先はハリウッド版。
9.THE JUON 呪怨 /2004年アメリカ、99分
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2003年の劇場版「呪怨」のヒットを受けて製作された、ハリウッド版の呪怨ですね。ちなみに、原題にある「Grudge」とは恨みや遺恨という意味です。
では以下、ネットで調べた内容や感想を簡単にまとめ。
・監督はビデオオリジナル版、劇場版と同じ清水崇。
・舞台は日本、設定も日本。登場人物は外人。
・内容は劇場版第1作目のリメイクと言っていい。
・いろいろと説明不足気味だったオリジナル版に比べて、ストーリーが分かりやすい。
日本のビデオ版や劇場版では時系列がバラバラで進行するため、気を抜くとすぐに頭がこんがらがり、話が分からなくなってしまうのですが、このハリウッド版ではそういったことがないようです。
これから呪怨シリーズをはじめて見る、という人にはいいかもしれませんね。話は変わるのですが、DVDのジャケット画像が私にはリングの貞子に見える・・・。
10.呪怨 パンデミック /2006年アメリカ、92分
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ハリウッド版「呪怨」の第2作。パンデミックとは、感染症が広範囲にわたって流行すること。(例:中世ヨーロッパのペスト)
・監督は前作と同じ清水崇。
・伽椰子が人並外れた強大な力を持っている理由が明かされる(ビデオ版やオリジナル版とは違う、後付け設定)
・「バーンと出てきて観客を怖がらせ、出番が終わったらサっと引っこむ」という洋画テイストの恐怖描写が多い。
・日本語吹き替え版のキャスティングがイマイチ。(プロの声優ではなく、お笑い芸人が担当)
怖いとか怖くないとかよりも、伽椰子についての謎が明かされることが重要、という感じの映画ですね。評判は可もなく不可もなく、といったところです。
11.呪怨 ザ・グラッジ3 /2009年アメリカ、90分
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ハリウッド版呪怨の完結作。ネットで見つけた感想をザックリとまとめると、
・監督は清水氏ではなく、トビー・ウィルキンスという人。
・伽椰子がシカゴで大暴れ。
・伽椰子の妹が登場する。
・とりあえずみんな死ぬ。
・もうほとんどギャグ映画。
こんな感じです。評判はイマイチなのですが、そこはかとなく漂うB級テイストに惹かれている自分がいます(笑
12.どれが1番おすすめ?
私自身、見ていない作品の方が多いのであまり偉そうなことは言えないのですが、これからはじめて「呪怨」を見るのであれば、シリーズの原点とも言えるビデオオリジナル版の2作と、その後に製作された劇場版の2作がおすすめです。ストーリーの完成度ではビデオオリジナル版、単純な怖さでは劇場版といったところでしょうか。
これらの4作以外では、ストーリーが分かりやすいというハリウッド版の1作目も良さそうです。
それにしても呪怨って、TVゲームの某最終幻想シリーズではありませんけど、シリーズが続くにつれて、評価が下がっていっているような気がします。
もうそろそろ、伽椰子さんと俊雄くんは休んでもいいと思うんですよ。
おわり
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