ロング・キス・グッドナイト
「奥さまは凄腕の暗殺者だった」こんなに面白い映画を今まで見逃していたなんて・・・く、悔しいっ!※ 挿入歌についてはこのページの下に記載しています。
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原題/The Long Kiss Goodnaight
監督/レニー・ハーリン「ダイ・ハード2」
脚本/シェーン・ブラック「リーサル・ウエポン」
音楽/アラン・シルヴェストリ
あらすじ
アメリカ・ニュージャージー州。教師のサマンサは夫サムと幼い娘ケイトリンの3人で幸せに暮らしていた。サマンサには8年前以前の記憶がなかった。ある日、サマンサは殺し屋の襲撃にあった。サマンサは無意識のうちに戦い、殺し屋の首をへし折った。「自分はいったい何者なのか」。この襲撃がきっかけになり、サマンサは私立探偵のミッチとともに失った記憶を探す旅に出る。

出演
ジーナ・デイヴィス=サマンサ・ケイン/チャーリー・ボルティモア
サミュエル・L・ジャクソン=ミッチ・ヘネシー
クレイグ・ビアーコ=ティモシー
イヴォンヌ・ジーマ=ケイトリン・ケイン
パトリック・マラハイド=パーキンス
感想
製作当時、脚本がハリウッド史上最高の400万ドル(約4億円)という高額で落札されたことで知られる映画ですね。さて、肝心の感想ですが・・・、
「何だこの映画は!完璧すぎるやろ〜」というくらいに面白かったです (゚∀゚)
何が面白いのかって、まずストーリーですよ。
・凄腕の女暗殺者・チャーリーとしての記憶が戻るまでの前半パート。
・チャーリーの記憶が戻り、暗殺者としての任務のために「サムの妻として、娘ケイトリンの母親としてのサマンサという人格」を捨てようとしている中盤パート。
・殺し屋チャーリーと家族を愛する妻サマンサ。2つの人格が統合される後半パート。
この流れるようなストーリー展開がめっさくさ面白かったです。
特に終盤、「2つの人格が統合されたチャーリー(サマンサ)が娘ケイトリンを守るために命がけで戦う展開」には胸が熱くなってしまいました。

というか、ケイトリンがひたすらにかわいい(笑
ストーリーだけではなく、アクションも良かったです。
・サマンサの状態で殺し屋に襲われ、暗殺者の記憶が戻っていないのに体が勝手に反応。とっさの機転で家族を守りつつ、プロの殺し屋と対等以上に渡り合う。
・「拳銃は上着の右のポケットに」「氷が薄いからスケート禁止の看板」など、ちょっとした伏線を「そこで使うか!?」というここ1番のタイミングで回収。これらのシーンでのピンチから一気に逆転という爽快感がハンパない。
冴えない私立探偵・ミッチを演じたサミュエルも輝いていました。
3枚目の格好よさっていうんですかね。今回のサミュエルはポカばかりやらかすし、強くもなくてチャーリーに守られてばっかりなんですけど、その格好悪さがかえって格好よかったです。

でも、ここ1番のときにはキッチリ決めると。

サマンサ時とチャーリー時の違いを見比べるのも面白い。
監督は「クリフハンガー」や「ディープ・ブルー」のレニー・ハーリン。音楽を担当したのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ」のアラン・シルヴェストリと、製作陣も死角なし。
ダイ・ハードやターミネーターで育った世代の人にはぜひ見てほしいと思う、おすすめの1本です。
しかもこの映画、挿入歌がいちいち格好いいんです。
作品オススメ度 ★★★ おすすめ
関連作品
パルプ・フィクション サミュエル出演。
エクスペンダブルズ 気分爽快のアクション映画といえば。
96時間1、2 オヤジが凄腕のCIA捜査官だった。
洋画アクション〜へ|★★★へ
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サントラについて
国内盤 | 輸入盤 |
サントラの収録曲は国内盤、輸入盤ともに同じです。格好いい曲がたくさん入っている、ドライブとの相性がバッチリのサントラです。
<関連>
・ドライブのおともにおすすめのサントラ10選(1)
・ドライブのおともにおすすめのサントラ10選(2)
本編で流れた挿入歌について
本編で流れた挿入歌がいい曲だらけだったので、曲名がわかったものをメモ書き程度にまとめ。なお、ここから先は多少ネタバレを含むかもなので、閲覧にはご注意を。流れたところ | 曲名 / アーティスト名 |
27:45秒〜 | ・I'd Really Love To See You Tonight / England Dan and John Ford Coley(サントラ未収録) |
28:20〜 | ・If I Could Build My World Around You / Marvin Gaye and Tammi Terrell(サントラ未収録) |
37:30〜 | ・Many Rivers To Cross / Jimmy Cliff |
49:40〜 | ・Mannish Boy / Muddy Waters |
59:40〜 | ・She's Not There / Santana |
1:01:20〜 | ・Lady Marmalade / Labelle |
1:09:30〜 | ・Stubborn Kind Of Fellow / Marvin Gaye |
1:54:10〜 | ・Free / Tracy Bonham エンディング前半(サントラ未収録) |
1:55:50〜 | ・Woman / Neneh Cherry エンディング中盤 |
1:58:30〜 | ・Mannish Boy / Muddy Waters エンディング後半 |