メカニック
「主人公は殺し屋、演じるのはクールで渋い男ジェイソン・スティサム」この鉄板設定で面白くないわけがない。![]() |
原題/The Mechanic
監督/サイモン・ウェスト「エクスペンダブルズ2」
音楽/マーク・アイシャム
1972年の映画「メカニック」のリメイク
あらすじ
アーサーは「周到な準備を行い、確実に相手を仕留める」プロの殺し屋である。アーサーは雇い主ディーンの依頼を受け、アーサーの友人であり、殺しの技術を教えてもらった師匠でもあった男・ハリーを殺害する。後日、アーサーは彼の息子スティーブと会う。父の死の真相を知らないスティーブは、アーサーに「復讐のために殺しの技術を教えて欲しい」と頼む。
出演
ジェイソン・スティサム=アーサー・ビショップ
ベン・フォスター=スティーブ・マッケンナ
ドナルド・サザーランド=ハリー・マッケンナ
トニー・ゴールドウィン=ディーン
感想
ジェイソン・スティサムって、大体の出演作で「凄腕の〜」とか「元プロの〜」とか、いつも似たような肩書でバキバキに強い無敵キャラばっかり演じているんですよね。最近は私の中での彼のイメージが合気道と関西弁の達人スティーブン・セガールに近づいてきており、嬉しいやら悲しいやら、素直に喜べない心境です。
では、感想です。私はチャールズ・ブロンソン主演のリメイク元は未鑑賞なので、単純に1本の映画としてレビューしていきたいと思います。
なんと言っても、スティサムの冷静沈着な仕事人っぷりがいいですね。トランスポーター同様、この人は無口でクールな役がハマります。眉ひとつ動かさずに手際良く暗殺をしていく様がとってもカッコ良いです。

ただ「銃で撃ち殺して終わり」ではなく、事故に見せかけて殺すというのもいいですね。手口が毎回変わるので、見ていて飽きません。
その中でも、終盤で「依頼遂行中にトラブルが発生し、結局は力技で解決する」シーンが笑えました。「さんざんクールに仕事をしておいて結局はそれかい!」というのがいいですね。
弟子のスティーブはイマイチ影が薄く、スティサムひとりの魅力だけでクオリティを保っているような感はありますが、時間分は十分に楽しめました。
ちなみに、この映画にはある登場人物が約100mの高層ビルから落下するシーンがあるんですけど、DVD特典のメイキング映像によると、このシーンはスタントを一切使わずに出演俳優本人が演じたそうです。

作品オススメ度 ★★☆ 楽しめた
関連作品
ローグアサシン スティサムVSジェット・リー。
沈黙の戦艦 スティーブン・セガールの代表作。
キル・ビル Vol.1 プロの女殺し屋。
洋画アクション〜へ|★★☆へ
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サントラには本編で流れたボーカル曲が収録されていません。サントラというよりは、本作の音楽を担当したマーク・アイシャムのスコア盤と考えた方がよさそうですね。