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ポルターガイスト

子供のころは泣きそうになりながら見ていたのに、いま見たらただのギャグ映画だった。

DVDジャケット
1982年/アメリカ/115分/ホラー
原題/Poltergeist
監督/トビー・フーパー
脚本/スティーヴン・スピルバーグ
音楽/ジェリー・ゴールドスミス

あらすじ

アメリカ。スティーヴらフリーリング一家は新興住宅地クエスタ・ベルデに引っ越してきた。
ある日の真夜中、5歳の末娘キャロル・アンが放送終了後の画面が砂嵐になっているTVにひとりで話しかけていた。
それ以降、ペットの犬が家の中の何もないところに向かって吠え続ける、家の中の物が勝手に動くなど、フリーリング家で不可解な現象がおこりはじめた。
そしてついに嵐の夜、8歳の息子ロビーが庭に生えている木にいきなり襲われ、キャロル・アンにいたっては子供部屋の奥にある押し入れの中に吸い込まれてしまった。
スティーヴは心理学者のレシュ博士にキャロル・アンの救出を依頼する。

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出演
ジョベス・ウィリアムズ=ダイアン・フリーリング(母)
クレイグ・T・ネルソン=スティーヴ・フリーリング(父)
ドミニク・ダン=ダナ・フリーリング(長女)
オリヴァー・ロビンス=ロビー・フリーフィング(長男)
ヘザー・オルーク=キャロル・アン・フリーリング(末娘)
ビアトリス・ストレイト=レシュ博士、ゼルダ・ルビンスタイン=霊能力者タンジーナ

ポルターガイスト現象とは

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ポルターガイスト現象(ポルターガイストげんしょう)あるいはポルターガイストとは、そこにいる誰一人として手を触れていないのに、物体の移動、物をたたく音の発生、発光、発火などが繰り返し起こるとされる、通常では説明のつかない現象。いわゆる 心霊現象の一種ともされている。

wikipedia/ポルターガイスト現象より引用。

感想

小さいころにTVのロードショーでやっていたのをものすごく怖がりながら見ていた記憶はあるものの、肝心の内容はまったく覚えていなかったので大人になった今、改めて鑑賞してみました。

感想ですが、「小さいころに感じた恐怖は一体なんだったんだろう?」というくらいにホラー映画としての怖い描写はほとんどありませんでした。

恐怖描写はあるっちゃああるのですが、家具がひとりでに動くとか、幽霊のような何かがちょっかいをかけてくるぐらいで、思わず目を覆いたくなるような怖いシーンはなかったです。

あ、でも食べかけの鶏肉から蛆虫がわいたり、登場人物の1人が自分の顔の皮膚をぐちゃぐちゃにかきむしるシーンなんかは視覚的にけっこうきつかったです。

また、8歳の長男ロビーが夜、部屋に置いてあるピエロのぬいぐるみを怖がったり、窓から見える木が人の顔に見えたりしているのには「ああ、わかるわかる」と思いました。

子供のころって、昼間は何でもないようなものが夜になると怖くなったりするんですよね。ちなみに私が小さいときは、姉が本棚の上に飾っている人形を夜、寝るときに見るのが怖かったです。

っと、話が脱線しましたが、ホラー描写こそ少ないものの、「家の中に潜む得体のしれない何か」に「現実世界とあの世の境目のような空間」にさらわれたキャロル・アンを助けるためのアドベンチャー、またはサスペンスのような展開がなかなか面白く、映画としては思っていた以上に楽しめました。


さらにこの映画、ギャグのような描写や突っこみどころが多く、これがけっこう笑えるんですよ。


まず、中盤で子供部屋にいる長男ロビーが庭に生えている木に襲われるシーン。

何とここでは、木に襲われたロビーが悲鳴を上げた直後にそれまで隣ですやすやと眠っていたキャロル・アンが目を覚ました瞬間・・・ロビーの身に何が起こっているのかを確認する前に「キャー!」と悲鳴をあげます。

その様子は、まるでキャロル・アンが悲鳴をあげるためだけに目を覚ましたようにも見えてしまい、笑ってしまいました。

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状況を確認する前に悲鳴をあげるという予定調和っぷりを見せてくれるキャロル・アンさん。というか悲鳴を上げながら目を覚ましましたからね、この娘。


次は終盤でスティーヴ夫婦が霊能力者タンジーナの力を借りてキャロル・アンを救出するシーン。

この段階ではまだ家の中に潜む何者かを倒したわけではなく、ただキャロル・アンを救出しただけです。つまり、一連の騒動の根本的な解決にはなっていないのにもかかわらず、霊能力者がドヤ顔で「この家は清められました」と言うんです。

これには霊能力者のうさんくささもあいまって思わず「んなわけねーだろ!」と言いたくなってしまいました。

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霊能力者「ドヤァ・・・」


次はキャロル・アンの救出後、一家が引っ越しの準備をしているシーン。

ここでは父スティーヴが会社で荷物の片づけをして家に帰ってくるまでの間、母ダイアンと息子ロビー、キャロル・アンら3人が家で留守番をするのですが、ここがおかしいんですよ。

このシーンでは母ダイアンがロビーとキャロル・アンを子供部屋(事件が発生した場所)に放置したまま、ひとりでのんびりとお風呂に入るんです。上述したように「根本的な問題の解決はしていない」にもかかわらずです。

あんな大変なことが起こった直後に子供から目を離す親がどこにいるよって話です。しかも、よりにもよって事件が発生した場所に放置という・・。

そして案の定、子供たちはこの直後に幽霊(悪霊?)の襲撃を受けます。この一連の流れにはさすがに「この母親はアホなんじゃなかろうか」と思いました。

ただ、その後に続く「本気モードに突入した幽霊たちのヤケクソ気味の攻撃」がそんなことがどうでもよくなるくらいにバカバカしくて笑えたのでまあいいか、という感じです。

特に「地中から飛び出すように出現した棺が壁を破り、さらに棺の中から飛び出した遺体がスティーヴら一家をめがけて勢いよくダイブしてくるシーン」には声を出して笑ってしまいました。

以上、ホラー映画としての怖さはほとんどありませんし、突っこみどころも多く、映像も古臭いのですが、笑いどころが多いことと話のテンポが良かったおかげもあってか、なんだかんだでけっこう楽しめました。

本作は3まで続編があるので、機会があれば見てみようかな、と思います。

5


作品オススメ度 ★★☆ 楽しめた

関連作品 80年代のホラー映画。
オーメン 悪魔
危険な情事 浮気ダメ
クリープショー オムニバス
チャイルド・プレイ 人形
この子の七つのお祝いに 復讐

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オリジナル リメイク版

本作を見終わったあとに知ったのですが、この映画は2015年にリメイクされていたみたいです。ちなみに製作はスパイダーマンシリーズのサム・ライミです。




トップへ|ページ上部へ|投稿日:2016/7/25

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