ザ・シューター/極大射程
「なにはともあれヘッドショット!」実写版シモヘイヘを見たような気分になれる映画。![]() |
原題/Shooter
監督/アントワーン・フークア
音楽/マーク・マンシーナ
原作/スティーヴン・ハンター「Point of Impact」
あらすじ
海兵隊のボブ・リー・スワガーは超一流の狙撃兵である。ボブはエチオピアでの任務の途中で味方に置き去りにされ、敵の攻撃により親友ドニーの命を失う。3年後。海兵隊を退役し、腐っていたボブのもとにジョンソン大佐が訪れる。
大佐はボブに「大統領の暗殺が計画されている。暗殺を防ぐための参考として君ならどうやって1.6キロ以上も離れた標的を狙撃するのかを調査して欲しい」と頼む。

出演
マーク・ウォールバーグ=ボブ・リー・スワガー/元海兵隊員
マイケル・ペーニャ=ニック・メンフィス捜査官
ダニー・クローヴァー=アイザック・ジョンソン大佐
ケイト・マーラ=サラ
ラデ・シェルベッジア=セルビアック
感想
やっつけでつけたようなセンスのない邦題からは、そこはかとないB級臭がただよっているんですけど、実際に見てみるとこの映画はB級なんかではなく、「マット・デイモンのジェイソン・ボーンシリーズ」に近い、クールなテイストのA級サスペンスアクションですね。これは面白いですよ。なんたって、主人公のマーク・ウォールバーグが強すぎるんですよ。開始早々、つかみとばかりに数百メートルの超長距離狙撃をキメたり、時限爆弾やナパームで迫りくる敵兵士を蹴散らしたり。
狙撃された敵が「どこにいるの?どこから撃ってきたの? (;´Д`)」と涙目になっているのも見逃せません。
銃弾を数発食らっているのにもかかわらず自分で傷口を治療しながら逃走したりと、ダイ・ハードも真っ青の不死身さ&しぶとさまで兼ね備えています。
その強さは「実在したフィンランドの伝説のスナイパー・シモヘイヘを映画にしたらこうなる」といったところでしょうか。
“シモ・ヘイヘの逸話/アンサイクロペディアより一部抜粋新米FBI捜査官のメンフィスの「頭が良すぎて周りからバカと思われてしまうキャラ」も良かったです。仮説を立て、検証し、少しずつ真相に近づいていく様は見ごたえがありました。
・シモ・ヘイヘがいるという林の中に足を踏み入れると、一時間後に小隊が全滅した。
・わずか32人のフィンランド兵なら大丈夫だろうと4000人のソ連軍を突撃させたら撃退された。
・コラー河付近はシモ・ヘイヘに撃たれる確率が150%。一度狙撃されて負傷する確率が100%なのと、その後運よく生き延びてももう一度狙撃されて死ぬ確率が50%の意味。
・「そんな奴いる訳がない」といって攻撃しに行った25名の小隊が、一日で全員遺体になって発見された。
・ヘイヘ抹殺指令を受けたソ連兵がその晩、遺書を書いた。
引用元URL/http://ja.uncyclopedia.info/wiki ”

ヒロイン役のケイト・マーラはとっても綺麗でしたね。

以上、100発100中のマーク・ウォールバーグが強すぎて敵が霞んでしまったことだけは残念でしたが、時間分は十分に楽しめました。

作品オススメ度 ★★☆ 楽しめた
関連作品
シューテム・アップ ガンアクション。
ミニミニ大作戦 マーク・ウォールバーグ主演。
暴走特急 この男も不死身。
ウォンテッド
Mr.&Mrs.スミス
洋画アクション〜へ|★★☆へ
サントラ |
エンディングで流れたボーカル曲はOtis Taylorの「Nasty Letter」です。