月に囚われた男
あの22世紀のネコ型ロボよりも優しいロボット・ガーティとの友情がアツい。![]() |
原題/Moon
監督/ダンカン・ジョーンズ「ミッション:8ミニッツ」
音楽/クリント・マンセル
あらすじ
近未来。ルナ産業の従業員サムは、月のサラン採掘基地へ3年間派遣される。作業員はサム1人、話し相手はロボットのガーティのみ。孤独である。ある日、サムは作業中に事故に遭う。医療室で目覚めたサムは妙な違和感を感じ、事故現場に向かう。そこでサムは信じられないモノを目撃する。「この男は一体・・?」
出演
サム・ロックウェル=サム・ベル
ケヴィン・スペイシー=ガーティの声優
テス・ベル/サムの妻 イヴ・ベル/サムの娘
感想
同じダンカン・ジョーンズ監督の映画ミッション8:ミニッツが面白かったので続けて鑑賞しました。ちなみに本作は、監督の映画デビュー作でもあるそうです。男同士の友情(信頼?)や、作業ロボット・ガーティとの絆がとにかく切なかったです。
ストーリーは主人公サムと作業ロボ・ガーティ、中盤から登場する謎の男、ほとんどこの3人だけで進みます。舞台は月面基地だけです。
最初から最後まで、どんよりとした陰鬱な展開がひたすら続きます。暗くてもの悲しいBGMがこの雰囲気に異常にマッチしていました。
人間よりも人間らしい作業ロボ・ガーティがとにかくGJでした。食事や治療、散髪、話し相手と、サムのために献身的に走り回ります。正直、「こういうドラ○もんみたいなロボット、俺も欲しい・・」と思いました(笑
特に「感情を持ったロボット」という設定をたっぷり見せつけておいての終盤の展開は涙モノです。ガーテイがいい奴すぎです。
「最初は仲が悪かった2人が少しずつ・・」っていう「サムと謎の男」の絡みも楽しめました。ヒューマンドラマのお約束の展開ではありますが、面白かったらそれでいいやという感じです。
97分と時間も短く、気軽に見れるのもいいですね。
作品オススメ度 ★★☆ 楽しめた
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