ウォンテッド
弾丸が曲がるとか傷が回復するベホマ風呂とか、何でもアリのスタイリッシュアクション。![]() |
原題/Wanted
監督/ティムール・ベクマンベトフ
音楽/ダニー・エルフマン
あらすじ
会社では上司にいびられ、プライベートでは恋人に浮気をされているさえない青年・ウェスリー。ある日、ウェスリーはドラッグストアで銃撃戦に巻き込まれ、そこで出会った美しい女性・フォックスにフラタニティという暗殺組織のアジトに連れていかれた。組織のボス・スローンはウェスリーに「ウェスリーの父親は凄腕の殺し屋で、クロスという男に殺されたこと」「ウェスリーには父親譲りの特別な力があること」を伝える。

出演
ジェームズ・マカヴォイ=ウェスリー・ギブソン
アンジェリーナ・ジョリー=フォックス
モーガン・フリーマン=スローン
トーマス・クレッチマン=クロウ
感想
「曲がる弾丸、暗殺者の血を引いていた主人公」。ビデオ屋でDVDジャケットの裏面をぱっと見て、「一見クールだけど、この、ちょっとバカっぽい設定がいいな。アクションもたくさんありそうだし」と思って鑑賞しました。
これはいいですね。私の期待どおり、面白さを重視したド派手かつバカバカしいアクションがたっぷりで面白かったです。
何といっても、はじめにお話したようなご都合主義かつおバカな設定がたくさんあったのが良かったです。
(例:「どんなケガでもすぐに治るベホマ風呂」や「もし拳銃の弾丸がまっすぐ飛ぶと知らずに撃ったらどうなる(曲がるでしょ?)というトンデモ精神論」など)
こういったバカバカしい設定がたくさんあるおかげで、難しいことを考えず、エンターテイメントとして単純に楽しむことができました。

このベホマ風呂、数時間でどんなケガでも治るそうです。現実でも欲しいですね。

「拳銃の弾丸をカーブさせて、吊るされているブタ越しにある的を撃ちなさい」という無茶すぎるにもほどがあるトレーニング。
ヒロインのアンジーはトゥームレイダース以上に美しく、セクシーでした。ただ綺麗なだけではなく、序盤での激しいカーチェイスをはじめ、マトリックスばりのアクションも披露してくれます。
何よりも、終盤でウェスリー・ギブソンが単騎駆けをするシーンが最高に気持ち良かったです。シーン自体は、アクション映画お約束の1VS多数の大乱闘ではあるんですけど、そんなことがわかっていても、面白いものは面白いものですね。
キル・ビルや96時間あたりが好きな人なら、楽しめると思います。

作品オススメ度 ★★★ おすすめ
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Mr.&Mrs.スミス アンジェリーナ・ジョリー出演。
最高の人生の見つけ方 モーガン・フリーマン出演。
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小ネタ・雑談
レビューとは関係のない話なのですが、本編の序盤でストレスフルの生活を送る主人公がひとり言のようにつぶやいた「一日の終わりに思うこと?明日もこの繰り返しだってこと」というセリフが印象に残りました。大人になると、毎日が同じようなことの繰り返しの生活になりがちなので、このセリフが妙にリアルに感じました。